おまとめローンの基礎知識はご覧いただけたでしょうか?
なかには、読んでいて、よく分からない言葉もでてきたかと思います。そんな方の為に、おまとめローンや一本化を中心に金融や法律関係まで含んだローンの用語集を用意しておきました。
これから、ローンについて調べる方から、プロの方まで使える便利な用語集です。
よく出てくる大事な言葉を用語集の中からピックアップしました!
・ア行
・カ行
・サ行
・タ行
・ナ行
・ハ行
・マ行
・ヤ行
・ラ行
・ワ行
<代表的な用語>
☑一本化
多重債務者が銀行などから低金利で融資を受け,融資されたお金で他の貸金業者の債務を完済することにより,債務をその銀行に一本化すること。
☑過払い金
本来支払う必要がないにもかかわらず,貸金業者に支払い過ぎたお金のこと。貸金業者に対して利息制限法の上限(15~20%)を超える金利を返済している場合で,これまで返済した金額が法律上返済すべき借金の元金に利息制限法の上限金利を付加した金額を超えて過払い金が発生している場合には,その超過部分の金額過払い金を貸金業者から返還してもらえる。
☑債務整理
自己破産,任意整理,民事再生,特定調停等,債務を整理するための手続の総称。
☑自己破産
債務者の現在・将来の収入・財産によって借金を返済することが著しく困難であること(これを「支払不能」といいます)を裁判所に認めてもらい,法的に借金をなくしてもらう債務整理の一手続。
☑信用情報機関
個人信用情報機関は、「個人信用情報センター」とも呼ばれ、個人信用情報を収集・管理し、クレジット(消費者信用)業務を行う会社(会員)に提供している機関をいう。個人信用情報とは、クレジットやローンなどの契約や申し込みに関する情報のことで、個人の経済的信用度を表す情報をいう。具体的には、クレジットやローンなどの契約内容や支払状況、残高等の客観的取引事実であり、過去から現在までの個人のクレジットヒストリーを表す。
現在、日本には、貸金業専業者、信販会社、保証会社、クレジット会社、リース会社等を主な会員とした「日本信用情報機構(JICC)」、クレジット会社や信販会社を主な会員とした「シー・アイ・シー(CIC)」、金融機関を主な会員とした「全国銀行個人信用情報センター」の3つがあり、CRIN(Credit Information Network)というネットワークにより、個人信用情報を相互に確認できる体制を取っている。
例えば、クレジットカードについては、CICがカード会社などから登録される取引に関する情報(カードの加入状況、利用金額、利用歴などの情報)を管理し、加盟している会社からの照会に応じて、情報を提供している。また、カード会社などでは、これらの情報も参考にして、契約時の可否判断や契約後の与信判断を行っている。なお、個人は、個人信用情報機関に登録されている「自分の個人信用情報」について開示請求をすることにより、登録情報の内容について説明を受けることができる。
☑代位弁済
保証人等の第三者が,債務者(お金を借りた人)に代わって債権者(お金を貸した人)に対して返済をすること。代位弁済が行われると,代位弁済をした第三者が債権者の地位を引き継ぎ,債務者に対して金銭の支払を請求したり,抵当権等の担保権を実行することができるようになる。
☑多重債務者
消費者金融やクレジットなど,複数の貸金業者から借入をし,その返済が困難になっている人。
☑ブラックリスト
個人の経済的信用力を疑わせる信用情報のこと。ブラックリストというのは俗称であり,そのような名称のリストが存在しているわけではない。
☑ヤミ金融
主に,出資法の上限金利である年利29.2%以上の高金利で貸付を行う違法業者。スポーツ新聞やダイレクトメール等で融資の勧誘を行い,多重債務者等に超高金利で貸付をし,滞納した場合には自宅・勤務先・親族等に非常に厳しい取立を行うのが特徴。このほか,無登録業者などの出資法・貸金業法違反の違法業者を広く含む。
☑利息制限法
民事上の金利の上限を規定している法律。利息制限法の上限金利は,金額により15~20%の間で規定されており,この上限金利を超える金利を設定しても,その超過部分の金利の約束は無効になる。
☑連帯保証人
主債務者と連帯して債務を保証する保証人。主債務者が返済できなくなった場合の担保という点では保証人と共通しているが,①催告の抗弁権・検索の抗弁権がない,②連帯保証人が複数いる場合でも,各連帯保証人は全額を返済する義務を負っている,という点で保証人と異なる。