おまとめローンで得する人とは
複数の会社から借金をしている場合などの、いわゆる多重債務に苦しんでいる方はもちろん、借金先が複数で無い人も上手に利用する事で費用を浮かせられるケースもあります。おまとめローンとは、つまり借り換えローンと目的を除き同じになる為、一社でも今理不尽な利息がついている、と感じている場合はおまとめローンの出番かもしれません。
損得の判断は難しい
しかし金利タイプには固定型と変動型の差異や、金利以外で必要になる経費、無利息期間などの返済時期の違いなど複雑です。一般の方が判断するには少しコツがいります。中でもよくありがちなのが、返済額にばかり気を取られておまとめに変える際の出費を見落としてしまうケースです。ローンを変更する際に必要な経費には新規融資や繰り上げ返済にかかる手数料をはじめとして、保証料や印紙税などがかかる場合があります。→借金の一本化後は、返済計画の見直しへ
これらは元会社とおまとめ先の両方をきちんと確認する事が重要です。
おまとめ時の目安
とはいえ上記全ての点を抑え損得を正確に弾き出すのは中々難しいです。そこで特に緊急でない場合のおまとめにあたりちょっとした目安を紹介します。まずおまとめの目的にはローンの一本化の他に、支払い総額の減額、利息が大きく上がるリスクを避ける、という目的があるのを覚えておきましょう。これらを踏まえた上で、おまとめで得をする可能性がある人というのは、返済に10年以上かかる予定の人と、まとめる前と後の金利差が0.5%以上ある人だと言われています。銀行法改正後には様々な機関で金利の上限が定められた事、これから景気上昇に伴い金利があがる可能性がある事もあり、前期に当てはまる人は総額を大きく減らせる可能性があります。なお、4社以上からのローンがある場合は、金融機関側のブラックリストに載ってしまう恐れがあります。そういった方は多少目安から外れていてもおまとめローンをご利用いただいた方がいいと思われます。